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MAIL vol.79
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平素は大変お世話になっております。株式会社Sanko IB CBS営業部です。

突然ですが、「スマートファクトリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

スマートファクトリーとはドイツ政府が推し進める第4次産業革命“Industrie 4.0”の根幹であり、「サイバーフィジカルシステム(Cyber Physical System)」を具現化した工場で、AIやIoTなどの技術を活用して、稼働状況や品質などの見える化、データ活用による品質と生産性の向上を継続的に実現できる工場のことです。
スマートファクトリー内部では、業務や工程がモジュール構造化され、システムが現実の生産ラインを監視制御すると共に、実世界の仮想コピー (Virtual Copy) を作成して分散型決定を下していきます。

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日本でも経済産業省が「コネクテッドインダストリーズ(Connected Industries)」という、データを介して、人・モノ・技術・組織などあらゆる要素を「つなぐ」ことで、新たな価値創出と日本の産業の課題解決を行う事として打ち出しており、工場のシステムをネットワークにつなげるIoT化が進められています。
しかしながら、従来の工場ネットワークでは、生産現場の制御層や製造実行層に限定されることが多く、AIや機械学習の活用はおろかERP等の業務計画層と直接つながることを前提にしていなかったため、IT(情報技術)とOT(制御技術)ネットワークが分断されており、相互接続をするにしても機器それぞれに独自規格があるため、機器同士の連携が難しいのが課題でした。

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そこで登場したのが、「産業用イーサネット(Industrial Ethernet)」です。 イーサネットはLANケーブルで構成される一般的なネットワークのことで、皆さんもご存じかと思います。

産業用イーサネットはITとOTを融合させる役割を持ち、一般に使われている標準的なイーサネットよりも過酷な環境に耐えうる耐環境性、堅牢性を備えているのが特徴です。また、リアルタイム性を備えているのも大きな特徴です。
リアルタイム性とは、例えば生産工場のラインを思い浮かべてください。秒単位で製品が作られている現場では、一つの工程が遅延したことにより、全体の生産スピードに影響を及ぼし、生産数の減少や部材のロス、ダウンタイムなど大きな影響が出てしまいます。このように遅れが決して許されないリアルタイム・イーサネットを実現するために、IEEE 802.1 TSN(Time-Sensitive Networking)という標準規格も策定されています。

日本では、CC-Link協会(CLPA)が標準Ethernet規格を拡張したTSN対応規格「CC-Link IE TSN」を策定。1マイクロ秒以下の低遅延の実現を目指しています。

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このようにオープンな産業用通信プロトコルが普及することで、スマートファクトリー化が加速すれば、人手不足解消の手立てになると言われています。超少子高齢化社会における労働人口減が叫ばれている国内では重要な役割となるかもしれません。

Sanko IBではTSN対応製品も含め、産業用イーサネット製品を幅広く取り扱っております。
ネットワーク構築に知見のあるエンジニアが多数在籍しておりますので、製品の販売だけでなく、コンサルティングもおこなっております。工場や屋外などのネットワーク構築のご相談がありましたら、お気軽にお問合せください。

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産業用イーサネット Hirschmann

様々な設置形態、通信媒体、通信速度に対応する業界一幅広い製品群で、産業現場の多様なニーズにお応えします。

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TSN - 産業用IoTのリアルタイム通信

IEEE Ethernetベースのデータ通信に、時間の同期性が保証された、リアルタイム通信。CC-Link IE TSN対応製品も掲載。

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《光ってお知らせ》迷子にならないパッチコード

FAの現場でも高いパフォーマンスを発揮します。煩雑になりがちなケーブルを一瞬で見分ける、光るパッチコード「PatchSee」。

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